tanayasu99(たなやす)です。
常陸大宮市の辰ノ口親水公園 紫陽花園にある紫陽花を見に行ってきたというお話です。
確か桜を見に来た時は、遊歩道の改修工事をやっていたような気がしたのですが、この時期になると終わっていたようです。真新しい遊歩道を歩いて、紫陽花を見渡して楽しみます。
今年は既に、けっこう紫陽花を見てきたので、なにか変わったことは無いかと探していたら、蛍っぽいのが居ました。
常陸大宮市 辰ノ口親水公園 紫陽花園
辰ノ口親水公園側の駐車場は蕎麦食わない人は駐車ダメみたいに読み取れるので、いつも駐車するのに躊躇する。紫陽花園の方にも駐車場が2ヶ所あり、10~20台ぐらい停められるだろうから、特に心配は無いだろう。
蓮は桃色っぽい。
池に映る紫陽花。
良く咲いている。
騒いでいた鳥が紫陽花にとまったので、急いで35mm単焦点から55-200mm望遠レンズに替えたが、時すでに遅し。
もしやと思い、蓮の葉っぱを注意深く見ていると、ザリガニを発見した。尻尾の方しか撮れず残念。
蓮の花を左寄せで撮ってみる。
蜂が飛んできて、蓮の花に入った。
気分を切り替えようと、望遠レンズから10-20mmの広角レンズに替えた。紫陽花園の広さと、紫陽花の咲き具合が一目瞭然か。
桃色から水色のグラデーションがかかった2色紫陽花が意外だったかなぁ。2枚目は露出補正が効きすぎた。
あの木大きいなぁ。撮ってから、そう思った。
最近、広角レンズで寄せて撮るのが、個人的な流行りだったりする。...広角殺しかと思ったけど、これはこれで味がある。
もしかして、横向きのハート型??
額紫陽花。
遊歩道の新旧境目。「大宮町都市建設課」バリケード...お疲れ様です。え?大宮町?旧名かな。
日中なのに蛍って見れるもんなのか
夜光って飛ぶ...あの蛍たち。日中は葉っぱの裏に隠れて過ごしているという話を聞いたことがある。実際に真面目に見た訳では無かったので、今回は少しだけ真面目に見る事にした。↑こんな感じでいくつか見ていた。普段、蛍の軌跡ばかり撮影しているので、日中その姿を見つけられても本物かどうか分からないだろうという問題はあったのだが。
小さいカタツムリ。
せっかく葉っぱの裏から見ているというのに、表に何か蠢く者を見つけた。
蛍かい?飛ばないけど、凄い動きます。
あまりに元気に動き回るので、モドキだろ(笑)とか思った。見つけようと思ったが本当に居るとは思わなかったし、嬉しさ4割、疑い6割だった。
そもそも、ここが蛍スポットだという認識も無いので、なおさらモドキの類にしか思えなかった。Googleレンズ曰く、ゲンジボタルと出たが、違うだろ(笑)。と思いつつ、次へ進んだ。本物だと思ってから、モドキでしたという衝撃・落ち込みを少しでも軽減するべく、ほぼ全力でモドキだろコイツと疑うことにした。
いちおう調べてみたけど、該当しそうなモドキが見つからず。
赤い部分は胸部とされ、その中に頭部があるみたい。頭部が胸部に完全に隠れていることもあれば、ひょっこり出ていることもあるそうだ。赤い部分から目(頭部)が出ている印象が強かったから、ちょっとビックリ。
この胸部(赤い部分)の形などで、蛍の種類を判別できるそうです。
こいつは胸部の真ん中に黒い模様が細くて、一直線であるから...。
胸部の真ん中の黒い模様が細く、横線が入っている→ゲンジボタル
胸部の真ん中の黒い模様がやや太めで、一直線である→ヘイケボタル
どれにも該当しないだと!?誰だお前は??
蛍の種類を検索しまくった結果、「ムネクリイロボタル(Cyphonocerus ruficollis)」っぽいですかね。しかし、Wiki先生によると「歩行能力は低く、草の上に這い上ることなどは出来ない。」とあり、めちゃくちゃ歩き回っていたけどな!!そういう個体もいるんだろうか。「成虫は昼夜共に活動する」とも書いてあり、あまり深く考えないことにした。他のサイトを見ても昼行性という文言が見られた。夜間、光り具合はゲンジより弱く、地表で光っているようです。
今まで、ゲンジとヘイケ、ヒメボタルの3種類しか知らなくて、今回のことをきっかけいろいろ知ることになった。
トンボ池。
続いて、ちょっと離れた所で妻が見つけた蛍っぽい虫。
大きさはさっきと変わらない気がするけど、赤い模様が微妙に違う気がした。これはヘイケボタルですかね。黒い線が若干いびつな気がするけど。
再度、紫陽花に目を向ける。よく咲いているなぁ。
え?こいつも?赤い胸部すらないから、さすがに違うだろうと思って、真面目に撮影しなかった。
しかし、よーく見ると、左右に赤いような茶色いような模様がありました。調べてみると、「カタモンミナミボタル(Drilaster axillaris)」っぽいですかね。ここまで赤い部分が目立たないと、ぱっと見、普通の虫にしか見えない。
発光器が小さく、わずかに光るらしい。
展望台にて
展望台、階段の最初の踊り場にて。デカい蛍っぽい奴が居た。残念ながら写真では、その大きさが伝わりにくいようです。あまりの大きさに一同驚き、蛍も驚いたのか、すぐに飛んで行ってしまった。胸部の赤い部分が大きく、くぼんでいたように見えたことから、「オオオバボタル(Lucidina accensa)」か「オバボタル(Lucidina biplagiata)」っぽいですかね。この2種類は同種説もあるようだが、その可能性は低いとのこと。飼育環境下で交配が見られない、両種の幼虫の生活場所はまったく異なるみたい。
その他
アリ...アリのようでアリじゃないぞ!足の数が多い。先端がだいぶ、いかついなぁ。調べてみるとアリグモっぽい。アリに似せて、「アリを捕食する説」と「敵から身を守る説」があるようです。捕食説が有力だった時代もあったが、観察した結果「そんなに捕食してなくね?」みたいなことになったんだとか。アリが攻撃的な種であることから、似せる効果はあるんだとか。アリ恐るべし。
さて、展望台を堪能しよう。
麓(ふもと)の桜並木、ちょい先の道の駅がよく見えます。山方の御城(みじょう)から、この展望台が見えたことがあったので、逆からも見えるはずだが、よく分からなかった(笑)。双眼望遠鏡は無料で使える。安全柵が邪魔に感じるが、意外と間をぬって、見えます。
展望台を降りる。もちろん、階段を使って。
もう、驚くほどの虫というか、興味をわかせる虫は居ないようだ。
1枚目は、肉食カメムシ・オオトビサシガメっぽい。敵の体に口針を刺して、体液を美味しくいただくそうです。食肉性ゆえか、サシガメが害虫駆除の役割を果たすんだとか。しかし、ヒトを刺すこともあるそうで、アシナガバチなどの毒針に匹敵する痛みだそうだ。あんまり見ない気がするが、桜の木の中に...たくさん居た所を見たことがあったので、ちょっと恐い。2~3枚目は撮っただけで、調べる程興味が湧かなかったので、気が向いたら調べるかも。
後記
最近、紫陽花は他の所でも見ていたし、「過去の話」記事でもピックアップしていたので、実はけっこう飽きていました。そのかいあってか、変わったことが無いかと注意深く見ては撮ってみて、葉っぱの裏まで見ていたら、本当に蛍に遭遇出来たことには驚いた。夜は、元気に飛び回り、また来年そのDNAが引き継がれている事を切に願う。
おわり。
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