tanayasu99(たなやす)です。
そういえば年末にコペンGR(MT5)を試乗したなぁと、おさらいしつつ備忘録がてら記事にしてみます。うちのコペン(L880K アルティメットエディションⅡ 5MT)が11年、19万kmなので、Dラーの営業っぷりが本気でちょっと恐い((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
コペンとは
2002年6月にダイハツより発売された軽自動車であり、2シーター電動オープンスポーツカーである。軽自動車でさらに2人しか乗れない、荷物も4人乗り軽自動車と比べたらそりゃ載らない、生活重視な車選びからは遠のく車でしょう。しかし、洗練された軽自動車スポーツカーとすれば夢や魅力が豊富にある車です。荷物に関しては、まだ載る方です。Dラーの謳い文句を借りれば「ゴルフバック1個が積めますから!」となる。小さく見える車ですが、高さ以外はムーヴと同じ全長・車幅なので小さいはずがないのです。重さもしっかり840kg(カタログ値)。どのムーヴか分からないが同じ重さだった。コペンがFF車なので残念がる人も居たようすが、後に社外製でFRキットなるものが世に出たり...ネタの尽きない車です。
L880Kコペン
丸目の丸っこい小さな乗り物です。外から見た時、フロントマスク(前)なのかリアマスク(後ろ)なのか分からないとか言われる。人知れずか、グレードがわりとあります。パッと見は分かりませんけどね。なお、L880Kコペンは現在製造されておらず昔話になっちゃいますね。中古車でどうぞって感じです。一番スタンダードなアクティブトップ仕様(2002年6月発売)。
150万円から乗れるんですとか、当時言われたなぁ。諸費用込みで170~180万円ぐらいにはなってたけど。それでもオープンスポーツカーを低コストな軽自動車で楽しめると思うと検討の余地ありありな車でした。詳細はメーカーホームページ↓↓
2002/06/19 ダイハツ新型軽オープン・スポーツカー「Copen(コペン)」新発売
ルーフ取り外し可能にしたディタッチャブルトップ仕様(2002年9月発売)
前グレードより30kgも車重が軽い。足回りもスペシャルに変えてきているのに、アクティブトップと同じ価格だったらしい。走りを追求する一品です。上記のメーカー記事内に詳細載ってます。
ウッド調なMOMO製ステアリングを標準搭載したファーストアニバーサリーエディション(2003年7月発売)
室内カラーも一新し、1周年記念らしさが施されている。詳細はメーカーホームページ↓↓
2003/07/23 ダイハツ軽オープン・スポーツカー「Copen」特別仕様車「Copen 1ST ANNIVERSARY EDITION」を新発売
さらに美味しい標準装備を兼ね備えたセカンドアニバーサリーエディション(2004年6月発売)
MOMO製ステアリング、レカロシート、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプが標準装備となっていた。詳細はメーカーホームページ↓↓
2004/06/02 ダイハツ軽オープン・スポーツカー「Copen」特別仕様車「Copen 2nd ANNIVERSARY EDITION」を新発売
標準装備が究極体となった??アルティメットエディション(2006年6月)
MOMO製ステアリング、レカロシート、BBSホイール、ビルシュタイン製ショックアブソーバーが標準装備となっていた。詳細はメーカーホームページ↓↓
2006/06/14 ダイハツ軽オープン・スポーツカー「Copen(コペン)」特別仕様車「ULTIMATE EDITION(アルティメット エディション)」を新発表
標準装備がさらにどうかしちゃったアルティメットエディションⅡ(2007年9月)
MOMO製ステアリング、レカロシート、BBSアルミホイール、ビルシュタイン製ショックアブソーバーが標準装備となっていた。ランプ類がクリアになりました。フロントグリルがブラックメッキ化。私が持っているコペンはこれです。当時は過去のグレード(特別仕様車)など参考にしませんでしたが、車好きの友人曰く「この標準装備でこの価格はおかしい」などと言われました。下位グレードとはざっくり40万円ぐらい差があったかな。あとから追加するとこの価格では収まらないということなのかと。
そういえばL880Kコペンのアンテナって途中からフィルムアンテナに変わってるんですよね。購入契約した後、Dラーが申し訳なさそうに仕様変更を伝えてきたのを覚えている。2008年12月17日から商品強化向けのコペンが発売というメーカー記事があったので間違いないだろう。街中で見かけるL880Kコペンはアンテナ出しのタイプが圧倒的に多いのですが、たまたまですかね。
詳細はメーカーホームページ↓↓
2007/09/10 ダイハツ軽乗用車「エッセ」「テリオスキッド」「Copen(コペン)」100周年記念特別仕様車を新発売
2008/12/17 ダイハツ軽乗用車「タント」「タント カスタム」のお買い得な特別仕様車を新発売~同時に「ミラ」「コペン」「テリオスキッド」を商品強化~
さらに標準化が進んだアルティメット エディションS(2010年8月発売)
いくら好評だったとはいえ標準化が凄まじい。一部選べる喜びを彷彿させるかのような選択制をとっている。標準化されたのは、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、イモビライザーシステム、シート ヒーター、ビルシュタイン製ショックアブソーバー、BBS製15インチアルミホイール、キーレスエントリー、テレスコピック&チルトステアリング、シート選択(レカロシートor本革製スポーツシート)、ステアリング選択(MOMO製本革ステアリングMOMO製ウッド&レザーステアリング)である。アルティメットエディションⅡを購入契約した時もプロジェクター式ディスチャージヘッドランプが選べる3Gパックとかあったんですが、選ばなかったなぁ。
詳細はメーカーホームページ↓↓
2010/08/02 ダイハツ軽乗用車「コペン」一部改良 シートとステアリングの組み合わせが選べるグレードを新設定
その他
タンレザーやアルティメットレザーエディションなど特別仕様車が出てますね...。詳細はメーカーホームページ↓↓
2009/09/01 ダイハツ軽乗用車「ムーヴ コンテ」「ミラ」「エッセ」お得なエコカー減税、エコカー補助金適合車を拡大~同時に「タント」「コペン」の特別仕様車を新発売~
あと欧州版1300ccもあります。この低身長なボディで1300ccか!!と思ったものです。なんだかいろいろ弄られる車なので、車関連のショーでは変わったデザインが出てましたね。
2012年8月の生産終了に伴い、同年4月頃に10thアニバーサリーエディションが発売されました。生産終了は残念でしたが、新型コペンの噂も現実味があったし、その期待が大きかった記憶があります。
詳細はメーカーホームページ↓↓
2012/04/02 ダイハツ軽オープン・スポーツカー「コペン」特別仕様車 「10th アニバーサリーエディション」を新発売 ~2012年8月末生産終了、今回が最後の特別仕様車~
LA400Kコペン
L880Kコペンを乗ってきた私としては、LA400Kコペンは見た目がまったく異なるので、なんだこの車は...と苛立ちがあったような気がする。ボディパーツを着せ替え出来る新型コペン(内外装着脱構造DRESS-FORMATION)という謳い文句もありました。試乗するまではモヤモヤしてたなぁ。試乗してみたり、見れるところを見ると、いろいろ変わっていて、正直欲しいなぁと思う気持ちはありました。新しい骨格D-Frameという響きも良い。L880Kほど好きじゃないんでしょうね、グレード毎に追う気になりませんでした(;'∀')
詳細はメーカーホームページ↓↓
2014/06/19 ダイハツ 軽オープンスポーツカー「コペン」をフルモデルチェンジ~感動の走行性能と自分らしさを表現できるクルマを実現~
2014/07/22 ダイハツ 軽オープンスポーツカー「コペン」の受注状況について~月販目標の約6倍となる4,000台を受注~
2014/11/04 コペンが2014年度グッドデザイン金賞を受賞
2014/11/19 ダイハツ軽オープンスポーツカー「コペン」 2つ目の意匠となる「コペン エクスプレイ」を発売~名称は一般公募により決定~
2014/12/24 ダイハツ軽オープンスポーツカー「コペン」上級グレード「Robe S」を新設定
2015/06/18 ダイハツ新型「コペン」3つ目の意匠となる「コペン セロ」を発売~世界初の試みとなるDRESS-FORMATIONを実用化~
2015/12/24 ダイハツ軽オープンスポーツカー「コペン セロ」上級グレード「コペン セロ S」を発売
コペンGR SPORT
このメーカーはコペンが本当に好きなんだなぁって思う。L880Kの時からアニバーサリーをはじめ、特別仕様車をたくさん出してきました。コペンの話題が尽きないのは良いことだ。詳細はメーカーホームページ↓↓(PDFファイルになっています。)
2019/10/15 ダイハツ、軽オープンスポーツカー「コペン」第4のモデル「GR SPORT」を発売
見た目
Theスポーツカーな感じ。見た目の変化は無いようにも思えるが、微妙に違うらしく空力特性を大幅に改善しているとのこと。また見えない所で剛性向上パーツが取り付けられ、走行性能を格段に向上させているのだとか。...TOYOTAが関係しているせいか、どことなく新型86に似ている。
内装
ほとんど同じように見えるが、見比べると結構違うんもんです。LA400Kはみんなエアコンオートです。L880Kはエアコンマニュアルだっただけにこの点は羨ましいです。シートベルトのガイドも大きいタイプになり、しっかりガイドしています。ヒートシーターも健在。
ところどころGRの文字が見受けられる。
画期的に違うのは走行
段差を受けた時にドライバーまで伝わる衝撃が小さく、乗り心地がとても良い。かといって、コーナーでロールする程柔らかい訳でもない。足回りが神がかり的な仕上がりになっていると思う。その他
試乗してみてもっと気付けたら良かったのだが、ド素人の自分にはなかなか無理。ウィンカーレバー
正直、足回りの完成度と同じぐらい衝撃を受けた。今時新車のウィンカーレバーが固定式ではないことに苛立ちすら感じつつも仕方がなく慣れていたのだが、コペンGRのウィンカーレバーは固定式だった。ここにきて、この選定は逆に混乱しそうだが、固定式との付き合いが長い自分としては嬉しさ7割、戸惑い3割といったところです。※ウィンカーを入れた時に固定されるか、固定されず定位置に戻ってくるかの違い。
シフトレバー
なかなかMT5は回ってこないなどと言われたら、試乗できるなんてラッキーだなぁなんて気分も良くなる。クラッチ繋ぎの感覚より先にシフトレバーの位置に戸惑いを感じた。やけに斜め前(奥)にあるというか...。普段L880Kに乗り、たまにLA400Kも試乗して、この部分には大した違和感はなかったのだが、GRのシフトレバーはなんか不思議。それとレバーが短く感じるせいか、シフトストロークも小さい気がした。この部分も良い悪いを言うようなことではないが、変化点としてあげとく。
ボンネットが重かった
エンジンが静かだったことが気になりボンネットを開けようと手にかけたら、L880Kに比べて超重かった(笑)よく見てみると、遮熱だか防音だか強化パーツなのか分からないが、L880Kには無い硬くて重そうなパーツが付いていた。なるほどなぁと。エンジンが静かに感じたのは、L880Kが直列4気筒に対し、LA400Kは直列3気筒だからと言われた。GRじゃなくても試乗する度に静かだなぁと思って、毎回Dラーと雑談してるんですが(;'∀')
試乗した感覚だけだと...
以上の事を体感しつつ試乗を終えた後、Dラーの人と雑談していると、コペンGRの乗り心地を示してある紙っぺらをもらった。たしかに、足回りは硬すぎず柔らかすぎずの良い所取りした仕上がりになっていることが分かり、紙っぺらどおりだったよと。試乗した感じだけなら、SタイプよりGRコペンが欲しくなる。価格も踏まえて...
メーカー希望小売価格を調べてみた。RobeとXPLAYのCVT1,886,500円が最安となる。CVTを5MTにすると、Robe~Cero Sの場合プラス22,000円、GR SPORTの場合はプラス55,000円みたい。5MTで遊ぶモチベーションがあれば選びたい。Robe非SとSの価格差は、203,500円みたい。これはXPLAY非SとS、Cero非SとS同じように比較しても同じ価格差だった。Sタイプは足回りが硬い印象があって、非Sに比べて確かにロールはしにくいし、コーナーもきびきび曲がる。しかし、GR SPORTの足回りを体感してしまったら、Sタイプはただ硬いんじゃないかという酷評に近い印象をもってしまった。当時のL880K最上位グレードのアルティメットエディションⅡ(5MT)を買ったテンション(状況)と金銭的な感覚でいえば、コペンGRを買ったかもしれない。価格に見合った、もしくは価格以上の良さを体感できていたからだと思う。コペンGRを諦めるなら、もはやLA400Kの新車購入は諦めるかも...っていうぐらい差を感じている。
嫌な部分は繰り返してほしくない、新しい嫌な部分をくれ(笑)
LA400Kは、L880Kと比べて、良い所がたくさんある。燃費向上・トランク積載量向上・ウォッシャーが拡散式、クォーターウィンドウ(三角窓)が無くなりスッキリ、シートベルトガイド向上、オイルフィルター交換作業性改善などなど。ただ解せないのがルーフを固定する方法が同じっぽいというところだ。年数が経ってくるとフロントピラー部やルーフ側のゴムが劣化して硬化し、ルーフをロックしても沈まず浮いた状態になり、風切り音が発生する現象がうちのコペンには発症している。手で沈ませてやると風切り音がなくなる。経年劣化は仕方がないかもしれないが、劣化を見越した調整式ロックの方が好ましいと思う。例えば回してロックするようなタイプのダイヤル式など。シューズにあるでしょ、くるくる回して適度に調節できるやつ。
目に見えないところのパーツや素材レベルで改善は計られているのかもしれないが、根本的な改善には見えないのだ。経年劣化だから仕方がない・やらないという感じが購買意欲を完全に消失させた。ここの試行錯誤で楽しむのは初代だけで良いよ(笑)
もうひとつ解せないのが、トランク上部に水が溜まった状態でトランクを開けると水が内部へ浸水するということ。いい加減なんとかしろよ!!と怒りたくなるレベル。そういう自分も学習能力が無いので、何度も水や雪をトランクインさせている。というか回避のしようがなく、「開けない」という選択肢以外に用意されていない。
L880Kから引き継がれる不出来な浸水型トランク構造 |
コペンGR SPORTはじめ、LA400Kは試乗しただけなので、新しい嫌な部分が見つからない。エアコンフィルター交換はイナバウアー態勢が必須じゃなくなってるし、オイルフィルターがエンジンとエアフィルターのサンドイッチ状態ではなくなり交換しやすくなっているし...。ネットでサクッと検索してみてたが、新たに大変そうなところがないのかな。
相変わらず値引きはほとんどないらしい
このご時世、上手くおしゃべりしただけで値引きが出来るとか不公平じゃない?とか思わなくもない。値引きしたということは、売り上げ落としてるんだろうし、ちょっとした嫌がらせだろうな。価格相応に思えず、値引きしたがるなら買わない方が良い。今乗っている車を下取りに出すことで多少はあるかもしれないが、それは値引きではなく下取り価格のバランスだと。下取り価格の20%を値引き項目に回しておくか...みたいな。
メーカーオプションがお得に付けられるかとか、そっちで勝負した方が正攻法な気がします。とはいえ、コペンはオプションでも値引きは...。コペン特有ではないカーナビとか他車共通部分で期待が出来るのでは。。。
コペンGR SPORT良かったなぁ。
最高のコペンだ。
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