壁に挟まれる夢を見たtanayasu99(たなやす)です。
先日のサイクリングで思い出したように"とある神社"へ向かったのですが、勘ナビが適当過ぎて辿り着かず。今回は全力の勘ナビモードで行くことが出来ました。ってな訳で、常陸太田市にある参道が切り通しになっている神社へ行ってみたというお話🚴。
久慈川サイクリングコース起点から
例によって例のごとく、久慈川サイクリングコース起点から終点へ向かう。
道中、堅磐樋管改築工事現場にて。変わらず現場見学所の小屋のような所へは行くことは出来ない。
記述の平日時間帯であろうと開放しないのなら、「開放中」の看板ぐらい片づけたら良いのに。

堤防工事はほとんど終わっているように見えました👍。

迂回路から見える堤防というか樋管工事の具合。法面も完了かな。

そして、久慈川サイクリングコース終点にて。除草作業から約1ヶ月ぐらいでしょうか。緑が芽生え始めていますw。いやいや秋・冬感じる季節なんだが。
モンシロチョウやヒョウモンチョウなどが乱舞する様子は、まさに春。日差しが春っぽいからかな。
いつの時代に「休憩所」があったのか謎。今はベンチひとつ見当たらない。

さて、今回の目的地へ。
切り通しのある神社へ
おそらく、木々に囲まれた参道がほとんどだろう。岩山を切り開いた超自然的な通り道...それも参道とは、そう当たり前ではないだろう。一般道を走っていると知らず知らず切り通しのような道だったりするが、どれも人工的なモノで安全性が高そうだ。
参道の入り口が
標柱が経っているので分かりやすい。って思うのだが?w
とても分かりやすい。「長幡部神社参道入口」とのこと。が、しかし...。

こう来たら、そう行くしかないような?

「あ、コレ絶対に違うルートだわ」って勘ナビが察知するw。(もっと早くに気付けや)

じゃぁこっちだとぉ~。

とても参道らしい雰囲気である。が、しかし、民家で行き止まりのような気もする。
思わんこっちゃないw。まさかさっきの道から脇道でもあったのか?と悩み始めた。

ちなみに、後日調査で数年前は現代風な案内板が設置されていたことが分かりました。矢印の向きもあちらを指している。確かに見覚えがあるような。

どどど、どう考えても、参道に見えんw。分路しているような雰囲気が救いかな。自分斥候を飛ばし先行きを確認🔍。階段が見えたけど気にするな。

コンクリート路面からいきなり山道へと。いよいよらしくなってきた。

拝見!切り通し参道
なんという切り通しのある参道よ。
横幅が狭く深く、そのうえ木々が生い茂る。夏場なら程よい避暑地となるかな。秋冬感じる季節ですらハエのようなプンプン音がやかましく、止まってられないんだがw。

急ぎ足で担いだ自転車が、体勢が不安定に下向きになったりして、右側には小さな水路の存在感に気付く。

登りつつ、数回曲がりくねり...終わりが見えねぇぇぇぇーーーw。って3回ぐらい内心叫んだあたりで...。

頂上たる鳥居に到着🚩。

鳥居をくぐって
何も考えず、自転車を担いで登ってきた参道を振り返る。まぁまぁ急坂だったけど、短距離に救われたか。
鳥居とは別方向にも道は続いて...ヤブだらけ。

鳥居の足元には、「長幡部神社」(ながはたべ じんじゃ)扁額のパーツが。

いちど立て直しているのだろうか。

後日調査でもうひとつ鳥居があったことが分かった。立ち寄った際には鳥居のパーツ「台石」的なモノだけ残っているようだった。

社殿まわり
社殿。
手水舎。おや...柄杓の様子が。

手作り感のある柄杓。

たぶん神社の由緒が記載されている。今から1200年前になんとかって記されている。少しかすれていた。

社務所。

一番の見所「長幡部神社郷土資料館」。神社の名のとおり織物にまつわるモノがある。
館内には織物機が封印されています。

「長幡」とは絹織物の一種を指す言葉で、「長幡部」とはそれを織る技術者集団を表すそうな。その一族が織った布は断つことも縫うこともなくそのまま着ることが出来たという。絹織物の産地より崇敬を受けている。
というわけで、御神徳には「織物産業守護」が含まれている。
境内内社が多いように見えたので改めて調べると...。稲荷神社・石尊神社・羽黒神社・熊野神社・阿夫利神社・浅間神社・天満宮・愛宕神社・八坂神社・松尾神社・雷神社・金刀比羅神社・鷺森神社・白山神社・七福神とのこと。
文化財・ご神木などの特色に佐竹義篤らが社殿を寄進した際のものという記述も見受けられた。佐竹氏が関与してたのね。他、常陸国風土記に記載があったり、源頼義が奥州征伐で戦勝祈願から凱旋時のあれこれで「長幡部」の名が忘れ去られたり、のちに地元古老のおかげで「長幡部」復活したりという紆余曲折を経て今に至る。昨今は鳥居が倒壊したり復元したりといった感じだろうか。
これは鳥居の上のパーツでは?笠木・島木の部分みたい。先ほどの台石があった所のモノだろう。

「長幡部神社 駐車場」とのこと。クルマでも来れますが、道路から約50メートルぐらいすれ違い不可能な砂利道です。よくあることですが。

関係するスポットとしては、神社旧地や神座(かみくら)のようです。
旧地は畑で説明板も何もない。強いて言えば、近くの市営住宅団地の出入口が山門をイメージさせるモノになっている(神社に山門はおかしいか)。常陸太田市の歴史の深さを考えれば、神社旧地とは関係ないような気もするけど。
神座(かみくら)は、神社の東50メートルにあるらしい。本殿の裏側にも道は続いていたので、たぶんそっちにあったのだろうか。道路からパッと見てでは、庚申塔ぐらいしかなかった気もする。
後記
神社を紹介しているサイトかGoogleMapで切り通しの画像を見てから立ち寄ってみたいなぁーって、去年ぐらいから考えていたところだったので、ようやく立ち寄れて満足でした。実は4年前に切り通し参道のことを知らずにこの神社に立ち寄った記憶がうっすらありまして...。雨天サイクリングだったような、かすかな記憶を頼りにフォルダを探したり、過去のX(旧ツイッター)を振り返ってみたらありました!撤去されてしまった鳥居がそこに映っていて鳥肌たちました。全然記憶になかったからな。

前回のサイクリング記事での伏線を回収できたし満足できた👍。がしかし、やっぱり階段を自転車かついで登りゆくのは、キッツくてかなわんw。
おわり。

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