tanayasu99(たなやす)です。
今年は、蛍をたくさん見に出掛けたなぁ(下見も含めて)と振り返りつつ、見れたことに満足していました。
過去の写真も振り返っていたら、やっぱり新潟県か山形県のあの蛍を見に行きたいと...だんだんとその想い強くなってしまったので、ついに行ってきちゃいました!という話です。
蛍観賞まで立ち寄り所がいくつかあったので、記事を分けてみます。
前編:阿武隈高原SA、狐の嫁入り屋敷
中編:極楽寺の野中ザクラ、向ノ島公園
今この記事を見ています→後編:七福神巡り
本編:たきがしら湿原 蛍の光に魅せられて
七福荘が閉館になっていた
事前調査で七福荘の閉館を知っていたのですが、あらためて現地で見ると、利用したことがある身としては淋しい限りです。...ここがあったおかげで、しっかり休めたこともあったのになぁ。閉館の理由を手短にいえば、新型コロナによる利用者激減といったところだろうか。
運営会社に当たる株式会社上川温泉によれば、宿泊&温泉のような施設で予約されていた案件のキャンセルが相次ぎ、自粛による利用者減もあり、売り上げが激減したようです。3~5月の宿泊・日帰り、4月からの休業による減少額を合計した数字が2678万円なんだとか。(七福荘は温泉とお食事処、休憩所・物販のみだったと思う。他には、御神楽温泉あすなろ荘、かのせ温泉赤崎荘、赤湯を管理している?いた?みたい。)
運営会社の出資金の大部分を阿賀町が担っているので、なにか上手く出来なかったかのだろうかと残念な気がする。しかし、昨年の第3セクター経営健全化方針を見ていくと、地元人口減少や利用者減による売り上げ減少があり、赤字続きだったようだ。売り上げだけでは補いきれず、阿賀町からの財政支援を幾度となく行ってきた。
食堂の新メニュー開発、経費削減、地元の人たちが気軽に利用できる体系など検討してきたようだが、観光施設として、町民の福祉的な保養施設としての両面を満たすことが難しいようで、すでに存続の検討も行っていたようだ。
そこへ新型コロナウィルス騒動なので、悲劇でしかない。ただ今年1月の時点で、既にサウンディング型市場調査を実施していたなど、阿賀町として前のめりで改善対応に追われていたようにも思えた。
(おそらく、ここでのサウンディング型市場調査とは、各施設の活用方法に向けて民間事業などから広く意見・提案を求めたものだと思われる。代替企業の誘致なのかは汲み取れない。)
阿賀町議会 会議録検索システムで「上川温泉」と検索すると、なまなましい議事録がヒットする。ぁぁやっぱり中身は人間なんだなぁ。スーパーマンではないんだなぁと思った。
第2次の総合基本計画案15ページある観光施設等を目的とした検索回数ランキングで、「上川温泉」が入ってこないが、どういう検索ですか?という問いに対する、答えというか、やりとりが笑えた。どうやら、検索回数ではなく、検索ヒット数のことっぽい。ヒット数は無くても良いんじゃない?看板的なページがあれば良いと思う。行ってきましたよーとか、こんな所でしたよーという記事がたくさん欲しいのだろうか。もしかしたら、町ホームページ内のアクセス回数なんじゃねぇのかなぁ。
っで、上川温泉がランクインしていない結果を、頑張っている現場の人たちが知ったら、何もやっていないんじゃないかって思いますよだって。仕方がない、そいう結果ですから。何かの検索結果か分からないが改善できることがあれば、やったら良いと思う。ただ、ヒット数を増やしてもね。欲しい商品を検索したら、数多くの通販サイトが引っ掛かっても嫌でしょ。本物はどれ?ってなる。その本物が町ホームページだったり、観光サイトだったり、限定的なものになるんじゃないかな。であれば、やはりヒット数は重要ではない。行った事がある人の体験談などを求めているなら話は別か。
どうせなら「阿賀町 上川温泉」などというキーワード検索で、上川温泉がヒットするようにSEO対策など行う予定はあるのか?とか質問・提案してほしかったかなぁ。
入浴料がたしか500円だったと思うけど、増税前から安くて良かったけど、経営難とか聞くとやっぱり安すぎたんだろうなぁと思う。消費税5%の時代は、山奥の温泉に行けば安い印象があったけどなぁ。いつの間にか、増税もあり、800円~1500円とか当たり前になってきた気がする。なかには、まだ500円っていうのも見かけたけど、稀な気がします。
<参考>
新潟日報
「阿賀町>暮らしの情報>各課のご案内>まちづくり観光課のご案内>阿賀町が所有する温泉・宿泊施設等の有効活用に係るサウンディング型市場調査の結果について」
↑ページが消されたのかな、リダイレクトでトップページに飛んでしまいます。Google先生がキャッシュしているので、そこから見られる。PDFファイルはまだあるようですが、親ページが消されているので、これも消されるかもしれませんね。
PDFファイル:阿賀町が所有する温浴・宿泊施設等の有効活用に係る. サウンディング型市場調査の結果について
どこかの企業が、名乗りを上げて運営してくれないかなぁ。。。
前置きが長くなってしまったが、いざ七福神巡りへ。
新潟県阿賀町 七福の里 平成之七福神を巡ってみた
阿賀町ホームページになる観光情報トップの写真が結構好きで、情報も写真を交えて良くまとまっていると思いました。特に良かったのが、「新潟県 阿賀町 旅紀行」という観光パンフレットデジタルブックです。っで、気になったのが、「七福神めぐり」というパワースポットがうりのプチマップ(デジタルブックより抜粋)。
これだけでは詳細な位置が分からないので、先駆者様の情報を簡単にかき集めて、8ヶ所ある内の3ヶ所はGoogleストリートビューで事前に確認できました。確認できなかった5ヶ所の内1ヶ所は入口らしきビューは見えているし、さらにもう1ヶ所はなんとなく覚えていたので、おおむね5ヶ所把握済みといっても過言ではないだろう。8ヶ所と記したが、各七福神と7人が1ヶ所に集まっている所を含めた数です。
七福荘から、たきがしら湿原までの道のりのストリートビューが無いとか、周辺の道路も含めて意外とビュー化していない道が多く、事前の確認の限界を感じた。なので、実のところあんまり巡る気は無かったが、現地入りしてやっぱり行ってみようかなと。
行ってみると想像どおり、道が狭く、すれ違い困難な所もあるけど、慎重にドライブすれば大丈夫なレベルだろう。全ヶ所、公式な駐車場はありません。僅かな駐車スペースがあるように見えて...無いものと思い、迅速に行動した方がよろしいでしょう。
巡っている際中の写真は、不慣れなスマホカメラで撮ったものです。と、画質の悪さを言い訳しておきます。
福禄寿:大尾(おおお)区
【御利益】
財運招福・延命長寿・立身出世・招徳人望
【一言説明】
この神は「福=幸福(幸運と子孫に恵まれること)」「禄=身分(金銭に恵まれること)」「寿=寿命(長生きすること)」とされています。
七夕シーズンのようで、短冊が飾られていました。...「めざせ!七福荘再開」「コロナに負けない☆七名地区☆」とありました。やっぱり求められているじゃん...ん?どの短冊も文字が似ているような...。
七福荘から、たきがしら湿原に向かう途中、峠道に入る少し手前におられます。前述のとおり、七福荘から、たきがしら湿原のストリートビューは無いが、道沿いなのでまだ見落としにくいと思う。
恵比寿:押手(おして)区
【御利益】
商売繁盛・除災招福・五穀豊穣・大漁守護
【一言説明】
知恵を働かせ体に汗を流して働けば、この神が福財を授けるという信仰の神様です。
七夕。「コロナ退散」...ほんと退散してくれないかなぁ。。。殲滅って言われないだけ良いのかも。にしても、文字のクセ一緒じゃね?
ここは県道228号にあるバス停(押手)から、「押手 七福の里」看板のある細い道を歩いて行きます。恵比寿さんは、約40mぐらいのところにおられます。階段にある土草がぬかるんでいて滑りやすいので気を付けましょう。
「大尾 七福の里」「押手 七福の里」系統の看板は、Googleストリートビューでは見られなかったので、新しいようです。細道の先もストリートビューでは確認できませんでした。
参考:新潟地域振興局>「七福の里」案内看板を設置しました(阿賀町七名地区の地域づくり活動報告)
布袋尊:中山(なかやま)区
【御利益】
千客万来・家庭隆盛・家庭円満・商売繁盛
【一言説明】
不良長寿・無病息災・開運・良縁・子宝・夫婦円満・金運の神とされています。
ここでは七夕短冊は見当たらず。奥の方に見えた神社が気になりましたが、駐車具合が気になったので恒例どおり挨拶して撤退した。
道のりは、県道228号から県道354へ進み、毘沙門天の前を通過して、さらに山を走ります。道は細く、峠道や林道を走り慣れていないと神経減らすかも。とはいえ、よく舗装されており、軽自動車同士ならすれ違える道幅であり、ところどころ待避所らしきスペースがあり、まだ走りやすい方だと思いました。
県道というだけあってか、道沿いから見えるので、ストリートビューでも確認出来ていたところでした。
高倉宮以仁王墳墓 入口
もうちょい先に、「高倉宮以仁王墳墓 入口」という標柱と鳥居があったが、その先の道のりと車の置き場に困りそうだったので行くのは諦めた。以仁王は、平安時代末期の皇族であり、後白河天皇の第三皇子とのこと。源氏に平氏打倒の挙兵を促したことで知られているんだとか。うーん、聞いた事のある名前がちらほら出てきましたなぁ。
なお、邸宅が三条高倉(京都市)にあったので、三条宮、高倉宮と称されるようになったそうな。
っで、なぜ、ここ新潟県阿賀町の中山にあるのか。どうやら逃亡していた時代に滞在していたところのようだ。お祭りも行われているようで、伝説の悲劇の王として、しのぶのが習わしなんだとか。新潟日報の特集記事として詳細がありそうなのだが、それを見ることは出来そうにない。
毘沙門天:黒倉(くろくら)区
【御利益】
武道成就・降魔厄除・家内安全・夫婦和合
【一言説明】
この神を信仰すると、無尽の福・長寿の福・勝軍の福・敬愛の福など、十種類の福を得られるとされています。
10種類ってなんだろうと気になったので、調べてみました。
無尽の福、衆人愛嬌の福、智慧の福、長寿の福、眷属集多の福、勝軍の福、田畠能成の福、蚕養如意の福、善識の福、
仏果大菩提の福
パッと見、分からない福もあったが、深追いしないでおこう(笑)。
七夕。短冊には「めざさ 七福荘再開!!」「七福の里はいいぞぉー」「がんばれ☆七福の里☆」とありました。相変わらずブレのない読みやすい文字ですなぁ(笑)。募集した内容を役場の人が代表して書いているのかなぁ。
ここも道沿いにあり、ストリートビューでも確認出来ていたところ。
寿老人:丸渕(まるぶち)区
【御利益】
幸福長寿・家庭円満・延命長寿・福徳知慧
【一言説明】
長寿を象徴する玄鹿(牡鹿)を伴い、巻物をくくりつけた杖を持ち、うちらで難をはらう健康・幸福・福徳・長寿の神様です。
お賽銭箱が...徳川初代から15代将軍までをモチーフにしたものでした(笑)。
七夕。短冊には「七福の温泉に早く入りたいなぁ!」「七福の里 安心・安全・元気」とありました。七福荘の早期復活が渇望されていますね~。新型コロナとの兼ね合いもあるでしょうが、なんとか再始動出来る体制を整えてもらいたいところです。
県道228号に戻り、中央線がある全2車線道路が一転し、中央線が無くなり、道幅が狭くなった。
県道228号線は、どこかへ通り抜けている道路ではなさそうなので、交通量は少なめである。とはいえ、地元民の邪魔にならないよう、速やかに車を移動させる努力は怠らないようにしたい。
ここも道沿いにあり、ストリートビューでも確認出来ていたところ。
弁財天:土井(つちい)区
【御利益】
恋愛成就・学徳成就・諸芸上達・福徳施与
【一言説明】
芸術(芸能)・知恵・福徳・財運・弁舌・商売・家内和合の神と知られ、七福神の中の紅一点の女神です。
( ゚д゚)ハッ!土井=どい..ではなく、「つちい」だったのか。
七夕。短冊が少ないかなぁと見渡したら、約20mぐらい先まで短冊が飛んでいた。雨風で飛んでしまったのだろう。戻して良い物かどうか分からないまま、戻してしまった。
県道228号線を走り、途中で「←土井」みたいな看板があるので、見落とすことないように注意した方が良い。この先はストリートビューでは確認できなかったところ。しばらく走り進めば、開けた土地・集落に辿り着く。ぁぁ、途中で舗装路が崩れている箇所があるので注意して走った方が良いだろう。
大黒天:柴倉(しばくら)区
【御利益】
五穀豊穣・子孫愛育・出世開運・商売繁盛
【一言説明】
上を見ないという謙虚さと、欲を張らない清廉な心と、様々なものを生み出す打ちでの小槌を持つ、商売繁盛の守り神です。
大黒天像の足元には、なんと黒い小槌が!?
七夕。やっぱり、短冊は散らばっていた。せめて短冊の願いが叶ってからか、七夕シーズンが終わるまでは持ちこたえて欲しいです。...まさか、承諾すると散るシステムなのか(笑)。...それだと戻したらダメだったか。なんかスミマセン。
「←土井」のある看板・県道228号まで戻り、来た道とは反対方向、さらに奥へと進む。
近くに待避所のような広いスペースがあるので、そこに停めると良いかも。
大黒天像の目の前は、かなり崖っぷちなので、気を付けてください。
県道228号のほぼ先端に位置し、なんとかストリートビューでも確認出来ていたところ。
平成之七福神:ふれあいの森
【御利益】
不老長寿・商売繁盛・五穀豊穣・家内安全
【一言説明】
七福神は、珊瑚・金銀・宝石など、様々な宝物が積み込まれた宝船に乗ってやってくると信じられています。
7ヶ所の七福神を巡り、最後に1ヶ所に集まっている七福神を見るのは、期待していた以上になんか感動した。それにしても、楽しそうなご一行です。さすがは毘沙門天ですかね、この方だけ笑っていないようにも見えますが、角度によっては笑っているような。
石像の左下には波のような彫りが見られるので、宝船に乗っている設定のようです(笑)。
七夕短冊は見当たらなかった。
県道228号から、丸渕わらび山荘へ向かえば良い。ストリートビューでは確認できないところ。山荘まで行き着ければ大丈夫。七福神の石像が大きいので、周囲を適当に回れば、見つけられるだろう。
ここからさらに山道を走り続ければ、たきがしら湿原に辿り着くはずのだが、今回は土砂災害のせいか通行止めでした。
これにて、七福神巡り完結(笑)。ありがとうございました。本編へ続く。
後記
各地、見落としやすいといえば、見落としやすいかもしれない。あらかじめGoogleストリートビューで確認していると、こんな雰囲気で見落としやすいかもって警戒していたから、マシだったかなぁ。布袋尊は行き過ぎたら、かなりのタイムロスになるからと、警戒しすぎて、手前で立ち止まって確認するという。その他は、意外と大丈夫でした。
おわり。
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